芝生の公園で考える、年齢を重ねて失ったものと得たもの。

今月末にセミリタイアする40代後半の男性です。

昨日は、芝生の公園でコーヒーを飲んでのんびりしていました。

穏やかな気候のなかで、緑を見ながら芝生の上に座っているだけで本当に癒されます。

これからはいつでも好きなときに、公園の芝生の上に座っていられるし、やりたくないこともしなくていい、と考えると幸せだなと思います。

でも一方で、少し寂しさのようなものを感じました。

なんとか40代後半までサラリーマンを頑張って、やっと自由を得るまでになったけど、年齢を重ねることによって失ったものも大きいんだなと。

それは、若さからくる情熱のようなものかと思います。

年齢を重ねて失ったものと得たもの

リタイア後に、1ヶ月間ほど東南アジアのビーチリゾート旅行を計画しているので、芝生の上に座りスマホで泊まるホテルを検索して見ていました。

東南アジアは、年中暖かく、綺麗なビーチがあって、ホテルが驚くほどの安さでたくさんあります。

そんな写真を見ていると、若いころにはワクワク感があふれ出し、身体が熱くなるほどの興奮を覚えたものです。

働いているころは、せいぜい1週間の旅行でした。

深夜便の飛行機で出発し、朝に着き、次の日にやっと疲れが取れて気分が上がってくるけど、3日もするともう帰ることや、帰ってからの仕事のことを考えて気分が萎えてきていました。

若いころは、身体にエネルギーがみなぎっていて1ヶ月どころか、1年でも旅行をしたいと思っていたので、そんな自由のない人生を呪ったものでした。

そして今、やっとお金も自由も得て、好きなだけ旅行ができることになったのだけど、エネルギーや興奮、感動はもう減ってしまっているのです。

芝生の上で、1ヶ月間の旅行の計画を立てるなかで、改めてそのことに気づいて、少し寂しく感じました。

僕の場合は長年のサラリーマンの仕事で疲弊してきたというのが大きいと思うけど、たぶんそれだけではなくて、多くのことを経験してきたから、先にどうなるかということが、だいたいわかるからだと考えています。

若いころは、経験が少ないからこそ素晴らしい未来を想像してワクワクして興奮していたけど、不安や悩みもたくさんありました。

それが今では、すっかり落ち着いてしまっている。

激しい興奮も感動もないけど、不安や悩みもあまりない。

歳を取ったということなのでしょうか。

でも穏やかな幸せは決して悪くない。というかけっこう好きです。それが歳を重ねて得たものなのかもしれません。

最後に

なんか書いていて自分でしんみりしてしまいましたが、これからやりたい仕事もあるし、海外をあちこち旅行し、移住もするつもりだし、活力、気力はある方かもしれません。

少しでも楽しくなるように、運動、食事に気を使い、瞑想、マインドフルネスも実践していこうと考えています。

若いころと比べるのはそもそも無理があるのかもしれません、笑。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは。