病気になりそうなら「辞める!転職する!休む!」。1500万円を捨て健康を取りました。
サラリーマン生活では、なにかしらのストレスを抱えながらも我慢してつづけている人は多いと思います。
問題は病気になったり、なりそうな場合ですね。
自分もそういった問題に直面したうちの一人でした。
こういうときは、できるだけ早く対応が必要です。
ダメージが深くなってしまうと、回復までに長い時間を要したり、回復できないこともあるかもしれません。
40代の不調、僕の場合
老化!?の影響もあってか、40代に入ってから仕事に対して、気持ちが入らなくなっていました。
仕事の成果は出ていたのに、気力が落ちているので、なんか変だな、身体のなかで何かが起こっているんだろうな、と感じていました。
(あとになってホルモンがかなり低下していることがわかりました。)
そして、責任の重い部署に異動して一気にひどくなってしまいました。
それまでは、キツいストレスを受けても、翌日にはほとんど回復し、元気もあって、「あれだけのひどい目にあったのに身体の作用はスゴいんだな」「レジリエンス(心の回復力)はある方なのかな」と感じたものです。
ところが、あるときから除々に回復を感じられなくなりました。
心身ともに辛い場面が増え、回復しないまま、次のストレスがつづき、はっきりと疲弊していることがわかりました。
1年半の葛藤
自分には、しょうもないプライドがあって「休む」という選択肢はなかったので、ずっと耐えている間にますます気力が落ち、いつもしていた運動もできなくなりました。
その間、お金と健康を天秤にかけて、葛藤していました。
給料も増えていたし、もう少しで退職金の割増しもあって、仕事をつづければ資産は大きく増えます。
しかし、身体は、「元に戻るのだろうか」、気力が一生戻らなければ、「人生を台無しにしてしまう」という不安との葛藤の日々。
1年半ぐるぐると考え、予定より2年早くリタイアすることにしました。
2年分の給料や、退職金の割増しなどを考えると、1500万円ほどを捨てた計算になります。
それでも、辞める決断を比較的早くできたことで、今ではエネルギーがあふれ、気力も戻ってきて、「なんとでもやっていける」という気持ちです。
最後に
病気になりかけているのに長く耐えるというのは、よくないですね。
できるだけ早く、辞める、転職する、休んだ方がいいです。
絶対に避けなければならないのは、「回復できないような疲弊」をすることです。
「疲れ」と違って、「疲弊」は元に戻るとは限らないのです。
「元気があればなんでもできる」という言葉は皆知っていると思いますが、本当にそのとおりだと思います。
裏を返すと「元気がなければなにもできない」のですね。経験上、そう思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは。