自分は『柵の中の羊』でした。荒野でもかまわない、外に出たいのです。


こんにちは。

あと数ヶ月でセミリタイア予定の40代男性です。

サラリーマンが合わないと思っていた僕は、自分を柵の中にいる羊の群れ、そのなかの羊だと考えていました。

かといって自分を卑下しているのでもなく、サラリーマンを揶揄する意図もありません。

サラリーマンであってもやりがいを持って、こころざし高く仕事をしている人、生活のため仕方なく続けざるを得ない人もいるとわかっています。

あくまでサラリーマンが合わないと思っていた僕が自分自身に対して持っていたイメージだとお考えください。

僕は、柵のなかの羊でした

柵のなかには怖い犬がいて、羊同士で小競り合いがあったりします。

それでも、主人やその手下である犬の言うことを聞いていれば、自由はなくても、安心とご飯を与えてもらえます。

出世というのは、羊の自分が犬に昇格することだと考えられなくもない。

昇格するほどに権限を与えられ、やりがいも持てるのかもしれません。

ちなみに今、僕は課長です。課長犬です。

だけど、その犬も、上位の犬(上司)や主人(社長やトップ)には従わざるを得ず、柵の外を走り回りたくても、それは許されません。

コラッ!としかられてシュンっとなることもあります。

僕のイメージでは柵の外は「原野の風景」です。

その原野にいるのが、起業家や自営業者、フリーランス、投資家です。

自由に走り回れる一方で、雨風、嵐を自分の力でしのぐ必要があり、襲われる不安も、野垂れ死ぬ可能性もあります。

でも、力をつけたなら、羊から馬に変身できるかもしれません。

ラットレースから抜け出る準備

柵のなかにいればご飯を与えられます。

しかし、食べて終わりなら、明日も、来年も、10年後も何も変わらず柵のなか。
ラットレースです。

※ラットレース:働いても働いても、働いても、一向に資産が貯まらない様子が、回し車の中で、クルクル回っているネズミに似ていることから定義されていると、ロバート・キヨサキが自著「金持ち父さん 貧乏父さん」の中で語っている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

もしご飯を資産に変えて、増やすことができるなら未来は変わるのだと考えました。

しかし、僕は、恐れを知らない勇敢な羊、あるいは犬ではありませんでした。

インフルエンサーの人たちは、節約などすべきではない、給料を自己投資して自分という人的資本で資産を増やすのだ、ということをしきりに発信しています。

しかし、その自己投資がうまくいかなければ、もうやり直しがきかないことになるかもしれません。

人生は一度きりだから、思い切って挑戦するのか、一度きりだからこそ、慎重に準備して挑戦するのかを判断しなければなりません。

僕は、徹底した節約をできる限り短期間で行って資産形成し、セミリタイア後にやりたい仕事や生活をするのだと決めました。

その仕事はトレードや投資であって、場合によっては起業をするかもしれません。

給料が特に高いわけではなかったので、40 代後半までかかりました。その間も勉強や訓練は続けてきました。

柵の外に出るという決意

柵の外に出るのは、はっきりいって怖いことです。

元々、セミリタイアの期限を決めていましたが、疲弊したことで、その期限の前に辞めるか続けるか、と悩むことになりました。その葛藤といえば、本当に苦しいものでした。

1年半ほど葛藤し続けました。

フラフラになっていたそんなとき、心が決まった瞬間がありました。そのことは機会があればまた書きたいと思います。

心が決まったあとは、本当に清々しい気分で、徐々に枯渇していたエネルギーが戻ってきました。

そうしてブログを書き始めました。

これからのこと

僕には億のような資産があるわけでもなく、柵の外は未踏の地です。

それは荒野かもしれません。

だけど、ワクワク感があります。

何が正解かはいまだにわかりませんが、疲弊する道と、ワクワクする道なら、後者に賭けたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは。